
相談には来てもらえる。話も聞いてもらえる。
それなのに、申し込みにつながらない。
こんなとき、「もっと投稿を増やそう」「もっと上手に説明しよう」と考えるかもしれません。でも、その前に振り返りたいのが、面談で相手が話してくれたことです。
64歳のカウンセラー・臼井さんも、オンラインで約50件の面談をして、成約が一件も出ない時期を経験しました。それでも人と会い続け、その後、オンラインでの累計売上は6,000万円を超えたと話しています。
この事例から考えたいのは、一回の面談を、次のサービス説明や提案にどうつなげるかということ。
こんにちは。元会社員クニーです。今回は、臼井さんが大切にした対話を手がかりに、面談の記録、プランの比較、相談の案内文をAIと整える方法を紹介します。
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目次
「売れなかった」で終わらせなかった、約50件の面談
臼井さんには、長年の対面営業の経験がありました。一方、オンラインでお客様と出会う方法は、一から学ぶ必要があったそうです。
2022年9月にAI自動集客の学校で学び始め、Facebookへの投稿や紹介サイトの活用を実践。相談の機会をつくっても、最初は契約になりませんでした。
その時期に考えていたのが、売上が出なくても、まず100人に会ってみようということでした。相手がどんな気持ちで相談に来たのかを知ることにも、意味を見いだしていたのです。
ご本人によると、活動開始から3〜4か月ほどで最初の売上が出て、そのころには月の売上が約200万円になったそうです。約4年間で面談した人数は1,000人に達したといいます。
成約したかどうかに加えて、「相手について何がわかったか」を残す。
結果だけを数えていると見落としやすい、次に確かめたいことや説明の改善点が見えてきます。
もちろん、面談の数を増やすだけで同じ結果になるわけではありません。自分に無理のない件数で、一つずつ振り返るところから始めましょう。
AIに相談する前に、面談のメモを「事実」と「推測」に分ける

契約にならなかったあと、「料金が高かったのかな」と考えることがあります。しかし、相手がそう話していないなら、それはまだ自分の推測です。
推測を事実としてAIに渡すと、料金が原因だという前提で改善案が並んでしまうことがあります。まず、実際に聞いた言葉と自分の感想を分けておきましょう。
| 記録すること | 書き方の例 |
|---|---|
| 本人が話した困りごと | 「投稿の内容を毎回考えるのに時間がかかる」 |
| 希望している状態 | 「週に一度、まとめて準備したい」 |
| 提案したサポート | 発信テーマを一緒に整理する個別相談 |
| 確認できていないこと | 一人で進めたいのか、継続的な相談が必要なのか |
| 自分の推測 | 料金が気になったのかもしれない。本人には未確認 |
表の内容は、記録方法を示すための仮の例です。
大切なのは、きれいな文章にすることより、どこまで確認できたかがわかることです。名前や連絡先、健康状態などの個人情報・機微な相談内容は、AIへ入力するメモから除きます。
AI活用① 面談メモから「次に直す一つ」を見つける

臼井さんは、断られ続けた時期を「鍛えられてるな」と受け止めていたそうです。振り返りも、自分を責めるためではなく、次の面談をよくするために使いたいものです。
メモができたら、対話型AIに次のように頼んでみてください。
以下は個人情報を除いた面談メモです。次の面談に向けて振り返りを手伝ってください。
1.相手が実際に話したことと、私の推測を分ける
2.希望と提案内容が合っている点、確認が足りない点を整理する
3.次の面談で使える質問を3つ考える
4.私が改善することを一つ提案する成約しなかった理由や相手の心理は断定しないでください。メモにない発言・事情・成果を補わないでください。
【面談メモ】
ここに記入
たとえば、「説明を増やす」よりも、「どこまで自分で進めたいかを先に聞く」という改善が合う場合があります。
AIから出た案を全部試す必要はありません。自分の説明が長くなった場面など、実際に思い当たることと照らし合わせて一つ選びます。
面談のたびに、一つ記録して、一つ変える。この形なら、忙しくても続けやすくなります。
お客様が一番上のプランを選んだ。提案で伝えるべきことは?
臼井さんが活動を始めて3か月目、A・B・Cのコースを紹介したところ、お客様が一番上のプランを希望したことがあったそうです。臼井さん自身、思わず聞き返すほど意外だったといいます。
この場面を、自分のサービスを見直すきっかけにしてみましょう。
料金の違いは説明できても、「どんな人に向いているか」「どこまで一緒に取り組むか」が曖昧なままになっていないでしょうか。
一度整理できれば自分で進められる人も、途中で相談できる相手を求める人もいます。何を、何回、どのくらいの期間サポートしてもらえるのかがわかると、お客様も自分に合うプランを選びやすくなります。
AI活用② 値段だけでは比べられない、プランの違いを言葉にする

プランを増やす前に、今あるサービスを整理してみてください。AIに渡す材料は、あなたが実際に提供できる内容です。
- 対象となる悩みと、サポートする範囲
- 回数・期間・相談できる方法
- 含まれる作業と、含まれない作業
- 料金と、追加費用が発生する条件
この情報から、比較表の下書きを作れます。
次のサービス情報を、お客様が自分に合うものを選べる比較表にしてください。
列は「向いている人」「サポート内容」「回数・期間」「料金」「含まれないこと」にしてください。
未記入の項目は「要確認」と表示してください。提供していないサポートや料金を作らず、高額なプランに誘導する表現は使わないでください。
最後に、違いがわかりにくい点を3つ挙げてください。
【サービス情報】
ここに記入
完成した表では、料金だけでなく、対応できる範囲にも間違いがないか確認します。「いつでも相談可能」と書いてあるなら、本当にその対応ができるかまで見直しましょう。
比較表は、提案を一方的に進める台本ではありません。相手の希望を聞きながら、どのサポートが必要かを一緒に確かめるための資料です。
AI活用③ 面談でわかった悩みを、次の相談案内につなげる
面談の振り返りは、次の面談だけでなく、発信にも使えます。
たとえば、仕事の経験を発信したい人から、「投稿のテーマを決められない」という悩みを聞いたとします。その場合は、相談の案内にも、どんな人を対象に、何を一緒に整理するのかを具体的に書けます。
以下は、そのための指示文です。
次の情報を使って、個別相談の案内文を200字程度で下書きしてください。
対象:仕事の経験を発信したいが、投稿のテーマを決められない人
相談で行うこと:経験と読者の悩みを整理し、最初の投稿テーマを一つ考える誰のどんな悩みに対応するか、相談で何をするかを具体的に書いてください。売上や成約は約束せず、体験談・実績・残席数は作らないでください。日時・料金・申込先など、不足している情報は質問してください。
自分が提供する内容に置き換えて使ってください。
下書きを読んだら、「この案内を見て来た人に、実際に何を提供できるか」を確認します。面談で聞いた悩みと案内の内容がつながれば、相談の目的も伝えやすくなります。
次の面談を変える準備は、今日のメモ一つから
臼井さんの実践で印象的なのは、成果が出ない時期にも、人との対話を続けたことです。学べる環境や仲間の存在も、継続を支えていました。
AIは、その対話から何を学んだかを整理するときに役立ちます。言葉にできずにいた疑問をまとめれば、先生や仲間にも具体的に相談しやすくなるでしょう。
今日やることは、面談一件の振り返りです。
相手が話したことを残す。
まだ確かめていないことを分ける。
AIと整理して、次に直すことを一つ決める。
あなたも、これまでの面談で聞いた言葉を、次の提案に生かせます。AIにメモの整理や文章の下書きを手伝ってもらいながら、「この人には、どんなサポートが必要だろう」と考えてみてください。
お客様の声を聞く。AIと整理する。自分の言葉で伝える。
まずは今日、一件の面談を振り返り、次に聞きたい質問を一つ決めてみましょう。その積み重ねが、あなたの経験を必要としている人に届ける力になっていきます。


