配信を増やす前に、「何を届け、どこから人が対応するか」を決めておく。
AIで文章を作れるようになっても、申し込みまでの流れが整っていなければ、案内する情報が増えるだけになってしまいます。講座や個別サービスの集客では、制作の速さと、お客様が検討しやすいことを一緒に考えたいところです。
潜在意識コーチ・じゅんじゅんさんは、80ステップの配信を用意しても、50人から成約が1件という時期を経験しました。その後、お客様への提案、動画発信、LINEでの対話、配信の仕組み化に取り組みました。インタビューでは、累計売上822万7,000円に至るまでの取り組みをお話しくださいました。
じゅんじゅんさんは、動画の企画をAIと相談し、案内の配信にはツールを活用しながら、お客様の悩みには直接返信していました。それぞれ、どのように取り組んだのかを見ていきましょう。
記事の後半では、実践の参考になる点検表や、AIへの頼み方もご紹介します。
目次
822万7,000円という結果から、何を読み取るか
まずは、じゅんじゅんさんが実際に取り組んだことをご紹介します。
- 提案の伝え方を学び直し、学習動画の文字起こしやスライド化を通じて、会話の流れを研究した。
- 見直しを経た段階で、2か月の売上254万円を報告した。
- インタビュー当時は、長尺のYouTube動画を週1本、ショート動画を毎日投稿していた。企画をAIと相談し、長尺動画から切り出す制作方法も取り入れた。
- YouTubeからLINEへ案内し、診断結果を個別に届ける際の問いかけから、悩みの相談や勉強会へつなげた。
- UTAGEを利用した配信の仕組み化にも取り組み、その後のインタビューで累計売上822万7,000円を報告した。
じゅんじゅんさんは、お客様への提案の見直しから、動画での発信、LINEでの対話、配信の自動化へと取り組みを進めました。AIと相談しながら動画の企画を考え、繰り返す案内には配信ツールを活用しつつ、お客様の悩みにはご自身で向き合っていました。
参考にしたいのは、売上額をそのまま目標に置くことよりも、提案内容を整える仕事と、届けるための作業を分けて改善していた点です。集客で困っている方は、まず「サービスの伝え方」と「お客様への届け方」のどちらを見直したいか考えてみましょう。例えば、説明が伝わりにくいなら、AIに「この商品説明を分かりやすく書き直して」と頼めます。
まず点検したい、登録後の3つのつまずき
例えば「LINEには登録されるけれど、相談が増えない」という悩みでも、原因は一つとは限りません。次の表のように、実際の反応と案内内容を並べてみてください。
この点検表は、事例をもとに作成した活用例です。
| 見えている状況 | 最初に確かめること | 見直しの例 |
|---|---|---|
| 特典を受け取った後、反応がない | 次にできる行動を、案内の中で示しているか | 「今知りたいテーマを1つ選ぶ」など、答えやすい質問を添える |
| 質問への返信はあるが、勉強会に進まない | 相手の悩みと勉強会の内容がつながっているか | 日程の前に、その悩みについて何を学べるかを説明する |
| 相談に来ても、支援内容が伝わらない | 相手が取り組むこと、受けられる支援、費用や期間が具体的か | 説明を整理し、不明点を聞ける時間を設ける |
返信や申し込みがないときは、まず、送った案内を見直してみましょう。勉強会の日程や申し込み方法は、分かりやすく書かれていますか?
内容に興味があっても、日程が合わず参加できない方もいます。
同じ案内を何度も送る前に、「別の日程をご希望ですか?」など、答えやすい質問で希望を聞いてみましょう。
じゅんじゅんさんの事例では、診断結果を送る際に問いかけを添え、返ってきた悩みを対話の入口にしていました。LINE登録後に「今、どんなことでお困りですか?」と尋ねるなど、お客様が相談しやすいきっかけをつくってみましょう。
AIと自動配信を活用し、お客様への対応に時間を使う

集客の作業を「AIに任せること」「配信ツールに任せること」「自分で対応すること」の3つに分けてみましょう。
AIには、材料の整理と下書きを頼む
自分で用意した動画の文字起こしから、よくある質問を抜き出す。講座の説明を読みやすく並べ替える。返信文の候補を作る。こうした準備作業が、AIに相談する入口になります。
ただし、文章が自然でも、事実や相手の意図を正しく捉えているとは限りません。実績、価格、日程、支援範囲は、公開する前に自分で照合します。
配信ツールには、確定した案内を任せる
登録時のあいさつ、申し込み後の受付連絡、開催前のリマインドなど、送る条件と内容を決められる連絡が候補です。実際に設定できる範囲は、利用するツールや契約内容に合わせて確認してください。
配信を始める前に、実際にLINE登録して、届く案内を確認しましょう。リンク先が正しいか、日時が合っているか、同じ案内が重複しないかを見ておくことも、仕組みづくりの一部です。
お客様の相談を聞き、必要なサポートを考える
相手が本当に必要としている支援は何か。今のサービスで対応できるか。どこまで約束できるか。こうした判断は、定型文だけでは進められません。
登録後のあいさつや勉強会のリマインドは、自動配信に任せましょう。お客様から個別の質問や相談が届いたら、ご自身で内容を確認して返信します。
じゅんじゅんさんも、仕組み化を進めながら、個別の診断結果の送付や悩みへの返信にはご本人が関わっていました。
1本の動画を、ショート動画・LINEの案内文・相談用の資料に活用する

じゅんじゅんさんは、ショート動画を一本ずつ別に作る方法から、長尺動画を切り出す方法に変え、制作の負担を減らしていました。この考え方を使って、同じ材料から用途の異なる素材を準備してみましょう。
- 短い動画:よくある疑問を一つ取り上げ、回答の要点を伝える。
- LINEの案内文:動画を見ると何が分かるのかを説明し、視聴先を一つ示す。
- 相談前の資料:動画で説明した内容を整理し、自分の状況に当てはめる質問を添える。
同じ文章を各媒体へ貼るだけでなく、読む方がその場で何をしたいかに合わせて編集します。短い動画では説明が足りない注意点を、案内先の資料で補うこともできます。
AIへの指示文の例
以下は、事例をもとに作成したAIへの指示例です。
以下の文字起こしを材料に、短い動画の構成、LINEの紹介文、相談前に読める要点メモを各1案作ってください。
対象読者:【誰に届けたいか】
この動画で答えている疑問:【疑問】
案内できる次の行動:【視聴・資料確認など一つ】各案について、元のどの発言を使ったかも示してください。元の発言にない成果、体験、約束は追加しないでください。短くすることで意味が変わる箇所や、不足している情報は別に挙げてください。
使う前に、自分の資料や利用許可のある素材かを確認します。お客様の相談内容を材料にする場合は、氏名や連絡先など、個人が分かる情報を取り除いてから整理しましょう。
最初の改善は、一つの案内と一つの記録から

仕組み全体を一度に作り替えると、何が役立ったのかを判断しにくくなります。まずは登録直後の案内など、繰り返し使っている連絡を一つ選びます。
その案内について、次の4点を書き出してください。
- 誰に、どのタイミングで届くか。
- 受け取った人に何を理解してもらいたいか。
- 次にしてほしい行動は何か。
- どんな返信が来たら、自分が対応するか。
AIには、この4点と現在の案内文を渡し、「読者が迷いそうな箇所」を挙げてもらいます。すべての提案を採用せず、実際の質問や返信と合うものを選んで修正しましょう。
変更後は、同じ期間で、送った人数、返信した人数、次の案内を希望した人数を記録します。クリック数を確認できる場合は、それも参考になります。人数が少ない段階では割合だけで結論を出さず、届いた言葉も読んでください。
申し込みに至らなかった場合でも、何が伝わり、何が分かりにくかったかを知る機会になります。じゅんじゅんさんは、その場で申し込まなかった方にも、役立つ情報を届けることを大切にしていました。後日、あらためて受講を申し込んだ方もいたそうです。
すぐに申し込んでもらうことを急がず、お客様が必要な情報を受け取り、納得して選べるようにしましょう。
じゅんじゅんさんの取り組みを動画でご紹介
お客様への伝え方をどう見直し、YouTubeやLINEをどのように活用したのでしょうか。インタビューでは、じゅんじゅんさんが実際の取り組みをお話しくださっています。ぜひ、ご本人の言葉でお聞きください。
AIを活用した集客を学びたい方へ
元会社員クニーこと久家邦彦です。AIに何を頼めばよいか迷うときは、毎週繰り返している文章作成や案内の仕事から振り返ってみてください。
商品づくり、文章・動画の制作、オンラインでお客様に届ける流れを学ぶための、7日間・全58本の無料動画講座をご用意しています。今の仕事に取り入れたい部分を探しながら、ご自身のペースでご覧いただけます。
※実績は2026年8月10日のインタビューに基づく個別事例です。同様の売上や成果を保証するものではありません。本文の点検表、作業分担、AIへの指示文は読者向けの応用提案です。



